スキップとローファーのOPを見て、私は胸がいっぱいになり、涙が溢れてしまった。
この感動は、生まれ始めて味わった種類のもので、強い衝撃を受けたので、言語化する。
スキップとローファーOPテーマ「メロウ」(須田景凪)
まずは、改めて私が強く感動したOPがこちらだ。
まず、前奏
大前提、曲が良い。
「メロウ」は無伴奏のサビから始まる。
須田さんのハイトーン気味の優しい声、そして一方で、なにかもどかしさを抱え、そこから言葉を絞り出しているようにも感じられる第一声だ。
眩しくて、眩しくて
僕は目を逸してしまう似合う言葉ひとつだって
https://www.uta-net.com/song/335359/
何も言えない僕だ
この入りから、一気にネガティブをかき消すようなアップなテンポ。
電車を横目にスキップでもしているかのうようなリズム。
弦楽器のなめらかなメロディを相まって、新学期の春の桜並木を軽やかに歩いていく様子が目に浮かぶ。
Aメロ・Bメロを通して、自分がこの曲に釘付けになっている状況にハッとしつつも、すでに「スキップとローファー」の世界に引き込まれていることに気づく。
みつみとしまくんのダンス
サビからOP映像は、2人のダンスパートに入る。
この曲は全体を通して、しまくん目線・心情が描かれているように感じる。
しまくんの目線
サビのダンスパートでは、まずはしまくんの目線を気にして見てほしい。
みつみに目線を送っているシーンが多い。
「ダンスだから息を合わせるためのアイコンタクト」とも取れるが、「不器用ながらも一生懸命に、とても楽しそうにダンスをしているみつみを見ていたい」という感情も溢れ出いているとも感じる。
「恋」なのか「愛」なのか「憧れ」なのか、それとも全部なのかもしれない。
しまくんの心が、みつみでいっぱいになってしまっているのだろう。
しまくんが、自分の感情をあまり表に出さない人間なんだろうなというのが伝わるし、それでもみつみの何かに惹かれてしまっている様子も伝わる。
しまくんという人間がひたすらににじみ出ている。
みつみの笑顔
1分16秒のシーン。
私は、ここのみつみの笑顔で胸がいっぱいになる。
前段のつつき合う振り付けや、さらにその前からずっと見つめ合っているところからの流れなど、振り付けの演出の効果も大きいのは確かだ。
しかし、前述した「しまくんがみつみを見ていたくなる」気持ちが報われたと言うか、「みつみという人間の美しさを凝縮した笑顔」が見たくて、それが見れた。という感じか。。。
うーん、やばい。また涙が溢れてきた。(言語化できなかった)
いったい誰がこんなもの作り出したんだ。。
監督と総作監は、アニメ本体の監督と総作監コンビだ。
- 絵コンテ・演出:出合小都美
- 総作画監督:梅下麻奈未
- 作画監督:天野和子
サビからのダンスの振り付けは
- 菅尾なぎさ
だ。
この菅尾なぎささんは、「チカっとチカ千花っ♡」の振り付けも行っている。
そりゃあ、みつみとしまくんのダンスも不思議な魅力が溢れてしまうわ。。