9月29日(金)、ついに「葬送のフリーレン」の放送が開始された。
合わせて、OPテーマ、OP映像のフルバージョンも解禁された。
OPテーマのYOASOBI「勇者」が、フリーレン目線のフリーレンの人生そのものを歌っている。
葬送のフリーレン OPテーマ「勇者」(YOASOBI)
フリーレンが勇者と旅をした中で、勇者をどう見てきたのか、勇者亡き後何を感じたのか、その後どう生きようとしているのか、フリーレンの目を通したフリーレンの人生が詰め込まれた美しい歌だ。
TVアニメ『葬送のフリーレン』
— 『葬送のフリーレン』アニメ公式 (@Anime_Frieren) September 29, 2023
ノンクレジットOP映像公開🪄
絵コンテ・演出:#斎藤圭一郎
作画監督:#長澤礼子
カラースクリプト:#吉岡誠子
OPテーマ:「勇者」#YOASOBI#フリーレン の毎回のスタートを飾る
映像をぜひご覧ください。
YouTube▼https://t.co/P2FiUNckWf#frieren pic.twitter.com/3KXSMra68D
無機質な語り
Aメロでは、フリーレンが「人間のことを知る旅」に出ることになった経緯が歌の中で語られる。
歴史を説明するような説明口調な歌詞と、比較的単調なメロディーで、なんとなく無機質な印象を感じる。
まるで御伽の話
https://www.uta-net.com/song/344130/
終わり迎えた証
長過ぎる旅路から
切り出した一節
それはかつてこの地に
影を落とした悪を
討ち取りし勇者との
短い旅の記憶
これは、きっと他人へまったく興味を示さない、ドライでそっけない性格のフリーレンを表現しているのだろう。
そう思うと、歌詞の無機質さとは不釣り合いなアップテンポさも、長命なエルフであるフリーレンの目線で、人が長く感じる「10年」もフリーレンに取っては「たったの10年」という、時が流れる速さが違っていることが表現されているようにも感じる。
揺らぎ
そんな感受性が乏しく見えるフリーレンでも、勇者の眠りをきっかけに、心に変化が生じる。
勇者の存在がフリーレンの心を呼び起こす。
それでも君の
https://www.uta-net.com/song/344130/
言葉も願いも勇気も
今も確かに私の中で
生きている
Bメロで、曲調も少し不安定で、揺れる心を表すようなメロディーになる。
ぐーっと世界に惹き込まれる。
頬伝った涙の理由
同じ途を選んだ
https://www.uta-net.com/song/344130/
それだけだったはずなのに
いつの間にかどうして
頬を伝う涙の理由をもっと
知りたいんだ
今更だって
共に歩んだ旅路を辿れば
そこに君は居なくとも
きっと見つけられる
10年一緒に闘った勇者のことを、フリーレンは何も知らない。
知らないことにすら気づいてなかったのだ。
しかし、最後に知らなかったことに気づく。
知らないなら、知ろう。
そして、涙が頬を伝った理由が知りたい。
共に歩んだ旅路を辿れば
そこに君は居なくとも
きっと見つけられる
この曲は、フリーレンのそのものを歌っている。
YOASOBIのOfficial Music Videoも良き
アニメ公式Youtubeではなく、YOASOBI側の公式MuisicVideoも、映像がしっかりフリーレンになっており、非常に魅力的だ。