2023年春期アニメ「君は放課後インソムニア」。
各話のタイトルが実在する星の、ちょっと変わったあだ名になっている。
11話タイトル「夜明けの一番星」について解説する。
夜明けの一番星
サブタイトルは「プレアデス星団」とあった。
7話と8話でもプレアデス星団がサブタイトルになっていたので、今回で3回目の登場だ。
テレビ東京系列・BSテレビ東京にて第11話ご覧いただきありがとうございました!
— TVアニメ「君は放課後インソムニア」公式 (@kimisomu_anime) June 19, 2023
終盤で一気に物語が動き出しました。
次回が気になりますが、ぜひ余韻をお楽しみください!
dアニメストア・DMM TVでは第11話先行配信スタート📡⚡️
何度でもご覧ください!https://t.co/B7PoTgHSUe #君ソム pic.twitter.com/tzcIfNDi5g
プレアデス星団における「夜明けの一番星」
そもそも、「夜明けの一番星」というサブタイトルだが、言葉の意味がややおかしい。
「一番星」とは、本来夕方に最初に輝いて見え始める星のことを指す。
さらに言うと、一番星は、まだ空が明るい状態なのに、もう見えてしまうほどに明るく光る星なので、一般的には金星を指している。
しかし、「夜明けの一番星」 だと「夜明けに最初に見え始める星」ということになる。
夜明けはすでに星がいくつも見えているはずなので、最初に見え始めるもなにもない。
概念上、意味がおかしい。
おそらく、ここでの「一番星」は、「最も明るく光る星」という意味で使われている。
となると、「プレアデス星団」は、おうし座を構成する点の1つで、6つほどの小さな星が集まっている星なので、その中で最も明るく光る星のことを指しているのでないだろうか。
つまり、「おうし座イータ星」、通称「アルキオネ」のことを指していると筆者は考える。
参考
アルキオネと曲
アルキオネは、ギリシャ神話で出てくる「アルキュオネー」のことだ。
アルキュオネーは、夫であるケーユクスの突然の死の報せを聞き、急にカワセミに変身して、ケーユクスの元に飛んでいく。
神々により、ケーユクスもカワセミに変身させられ、2人は今も仲睦まじく飛んでいるという逸話がある。
中見と曲が、大きな苦難の後になにか形を変えて結ばれるという暗示なのだろうか。。
曲の病気のことと言い、6話の意味深な発言と言い、少しだけ雲行きが気になる。