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【スキップとローファー】優しさとさみしさと不思議さが両立する志摩聡介の人生観を紹介

魅力
画像出典:https://skip-and-loafer.com/
魅力

2023年春期放送中のアニメ「スキップとローファー」。
「軽やかでよく笑って優しくて、だけどさみしい感じのするような、なんだか不思議な人です」
みつみちゃんからはこのように思われている人、しまくん。

時折垣間見える、達観とも、人を見透かしているとも取れる言動に少し闇を感じられなくもない。

1~4話の振り返りとして、しまくんの鋭い人生観を紹介していく。

TVアニメ「スキップとローファー」公式サイト
月刊アフタヌーン(講談社)にて連載中の共感度MAXのスクールライフ・コメディ!2023年4月TVアニメ放送開始!
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1話:ピカピカ

たかが入学式じゃん

「そんなこの世の終わりみたいな。たかが入学式じゃん?」

1話冒頭、みつみちゃんが入学式に遅刻しかけてあわあわしている状況に、しまくんはこの言葉をかける。
この時のしまくんは「軽やかな都会の学生」を印象付ける言動だった。
勝手な偏見だが、都会の学生は多少の遅刻は当たり前で気にしないし、学校行事とか小慣れてて軽く流すくらいにこなしちゃう印象が私もある。

まさにこの時のしまくんだ。
しかし、田舎から上京したてのみつみちゃんには価値観のギャップに少し受け止めきれない難しさがあったようだ。

学校までの一本道をみつみちゃんと走った時のしまくん

が、非常に印象的だった。

なんでかよくわからないけど、必死で走ってて、しかも転ぶみつみちゃん。
なんでかよくわからないけど、半泣きで起き上がって、裸足になって再び走り出すみつみちゃん。

その姿を見たしまくんは、みつみちゃんから目が離せない。
そして、みつみちゃんのよくわからない必死さに、たどたどしく走る後ろ姿に、しまくんは心も体も引っ張られてしまう。

しまくんはみつみちゃんの純粋すぎるまっすぐさに目が離せななくなった。

1話の終盤、しまくんが帰りの電車の中で1日を振り返ってこう言ってる。

「やっぱ楽しまなくちゃ。高校生活」

みつみちゃんとの出来事を思い出しながらのセリフなので、そのままの意味の「楽しむ」ではなく、みつみちゃんのように全力でまっすぐに中身が詰まった内容にしたいという意味だと解釈した。
また、「軽やかにこなせる」「小慣れており流せる」という自分ではなく、「転びながらも全力でまっすぐに」なみつみちゃんを見て、羨ましさも感じたのかもしれない。

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2話:そわそわ うろうろ

もすこし、肩の力を抜いても良いんじゃない?

その方がきっと楽しいよ。

カラオケ終わりに、クラスのイケメンのしまくんに必死に戦略的にアプローチをかける江頭さんに、しまくんが言った言葉だ。

江頭さんの言動から、江頭さんの狙いを見透かしていたのだろう。
シンプルに刺さる。
これは羊の革をかぶったチクチク言葉だ。

こういうところも都会のイケメン学生って感じがする。

カラオケの帰り、みつみちゃんと一緒に帰ろうとするしまくん

みつみちゃんを走って追いかける。
江頭さんにかけたチクチク言葉がウソのようだ。

みつみちゃんの言動には裏がなく、見え透いた探り合いや擦り寄りもないので、しまくんとしては純粋にウラオモテの無い楽しい関係性が心地よいのかもしれない。
しまくんに無くて、みつみちゃんにある何か
にしまくんは引き寄せられているのだろう。

ゆずれないほど大事なものって、そんなにたくさんないでしょ

迷うようなことは、結局大したことじゃなかったって思うようにしているよ。

齢15~16歳の青年に、この価値観を見出させるまでに至った人生がどんなものなのか非常に気になる。
一方で、この言葉には刺さった人も多いのではないだろうか。
仕事やプライベートで、変にこだわってしまい、うまくいかないことなんて多々ある。

もっと変化や状況に柔軟に対応して、楽しく豊かに日々を過ごすことも良いよなと、思わされた。

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3話:フワフワ バチバチ

ちょっとしたことなんじゃないかな。一緒に食ったらなんか飯がうまいとか。

趣味が合ったら、気が合うってわけでもないしね。

ちょっとまじで、齢15~16歳の青年に、この価値観を見出させるまでに至った人生がどんなものなのか非常に気になる。
中学って、別にそんなに何回も一緒に飯食うこともないよな?
1回一緒に行って、「なんか今日は飯がうまかったな」ってことはあっても、「あ、こいつだからか。」ってならんよな?
しまくん人生2周目とかそういう感じの人ですか?

でも、この言葉は本当に刺さる。
趣味合わないし、なんか価値観合わないこともしょっちゅうある人ともう15年以上一緒にいる。
なんでだろうなと思ったこともあるけど、しまくんのこの考え方がしっくりきて驚いた。

ちょっとしたこと。
ちょっとしたことだから、気づいていないだけっていうこともあるのだろう。
少し、何気ない「いつも」を見渡してみても良いのかもしれない。

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4話:ピリピリ カツカツ

あの頃はたしかに一生懸命だったけど、楽しいというより、、、

母さんが喜ぶからやってた。

しまくんの人生観に過去がはっきりするシーンかと思いきや、ここでは多くは語られず、ものすごい含みがある。
なんだか釈然としない。

人が喜ぶ姿を見るのが好きっていうモチベーションも良いのでは?
とか思ってしまったが、きっとまだ語られていない闇があるのだろう。

そして、次のシーンでは

「でも目標を名言するってことは期待されたり応援されたりするってことでしょ。
オレはたえられなかったから。
情けないけど。」

と。

子役あるあるのお母さんの期待や願望が強すぎて家族関係がこじれるやつか?
ここでも、これ以上深くは語られず、しまくんの達観され、優れた観察力、人間性がどこから来たものなのかははっきりしなかった。

しかし、やはり子役の経験が今のしまくんという人間の基礎となっていることは間違いなさそうだ。

向いてないってことがわかっている方法に固執するのってそれこそ時間の浪費じゃん

冷た正論。

完全なるチクチク言葉。

これは羊の革をかぶったチクチク言葉だ。

だが、完全にその通りで。
要領良くいかないと、時間は有限なのである。

もっと人生楽しまないとね。

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