2023年春期アニメ「推しの子」の特設サイト『「推し」ボタン』をご存知だろうか。
『【推しの子】』を観て、ドキドキ・ワクワク・キラキラしたシーンで特設サイトの「推しボタン」を押すことで、みんなにとってはどこが「推し」ポイントだったのかが可視化されるという、ファンの一体感が生まれる最高の企画・特設サイトだ。
この特設サイトでは、1位のシーンだけ簡単に紹介されているが、みんなが推した他のシーンも気になるので紹介する。
グラフの山場シーンを1つずつ解説
アニメ「推しの子」の1話は、通常24分/話のところを特別版で80分という映画級のボリュームだった。
「単なる3話分」ではなく、見ごたえも非常のすばらしい。
このため、推しポイントはかなり多かったのだろう。
1話のグラフはこのようになっている。
山場となるシーンがはっきりとグラフに現れているのが分かる。
00:01:放送開始の歓喜!!
アニメ開始冒頭。
ここでかなりの「推し」ボタンが押されているようだ。
田舎の産婦人科医ゴローと看護師の背景説明的な会話シーンだ。
看護師の冷ややかな返しがくせになりそうだったが、ここじゃない。
これは放送開始前からスタンバイしていたファンたちの暴発と見て間違いないだろう。
推し。
00:05:アイの初登場シーン
このアニメの主人公?重要人物?であるアイの初登場シーンだ。
このシーンの好みは、賛否が分かれるのではないだろうか。
アニメ初見派閥
流れ的にアイがアイドルで15~16歳で、この物語の超重要人物であることが分かっている状況。
しかし、アイドルであるアイが初見でいきなり妊娠6ヶ月という状態で登場する。
しかもなんだか後ろめたさが強い雰囲気だ。
「え、いきなりそういう感じ・・・?」
ここからキラキラした展開になっていくイメージが全く湧かない。。。
大丈夫なのか?
アニメ初見の方は、少し温度差が出てしまうシーンだったのではないだろうか。
原作予習済み派閥
一方で、原作でこの先の展開を知っている人であれば、純粋にこのシーンを喜んで見ることができたのではないだろうか。
アイの初登場シーンでもあるし、このシーンでは後ろめたさがあったかもしれないが、本来「妊娠」「出産」というのは非常に嬉しい出来事であり、ここで生まれてくる子どもたちがなんとも愛おしいので、そこを想像しながらこのシーンを見返すと非常に推せる…!!
見方によって、ポジティブネガティブが全く変わるなんとも深いシーンであった。
推し。
00:10:「ウソは飛びきりの愛なんだよ」
ゴローとアイが病院の屋上で語らうシーンだ。
伸び盛りのアイドルが出産なんてと、アイの今後の人生について心配するゴローだが、そんなゴローを横目にあっけらかんとアイドルを続けることを宣言するアイ。
アイの家族への憧れと、アイドルは偶像だという思想のギリギリのバランスで母とアイドルを続けていくという。
そして、
『アイドルは偶像だよ。
ウソという魔法で輝く生き物。
ウソは飛びきりの愛なんだよ。』
と。
このシーン、この言葉がかなり重要な意味を持っていることは伝わる。
そして、何と言ってもあの眼の輝きによって、本当に魔法にかかってしまったような感覚になる。
無意識に推しボタンが連打されてしまう。
00:23:サインはB
アイがアイドルに復帰し、初の活動。
テレビの歌番組の生放送で、歌とダンスを披露するというシーンだ。
テレビ関係者の期待値の低さが刺さる。
しかし、ウソの笑顔と打算の間で数字やパフォーマンスを上げるための現実の厳しさが表現されている。
そんな邪悪な空気感を、アイのウソがすべて上書きする。
「サインはBーーー!」
最高にキラキラしたシーンだ。推しのボタン連打である。
00:40:バブバブバブバブバブバブバブバブ
「「バブバブバブバブバブバブバブバブ」」
「うちの子きゃわ~~~~~~~」
このシーンからもアイが本当の愛に目覚めていることは分かるというのも推せる。
タプタプタプタプタプタプタプタプタプタプ….(推しボタン連打する音)
01:00:もっと、、、もっと動け、、私の体!!
ルビーは、前世では重い病気を患っていたため、人生のほとんどを病室で生きてきた。
立ち上がるのもやっとな体で、歩くことなんてほとんどままならないような状態だった。
「転ぶのを怖がったらもっと転んじゃうものなのよ」
病室にいたころの自分が憧れ続け、網膜に焼き付けたアイの踊り。
アイの魔法にかかる。
なんか感動ですね。
推し。
01:16:愛してる
これはもう今期アニメ史上の最高のシーンが確定ですわ。。。
公式は、このシーンのスクショをご視聴ありがとうございましたに使うんじゃないよ。
まだ見てない人が見たら、えっ?どういう?ってなるし、後から核心なシーンでネタバレじゃんってなるし。
視聴済みの人からしたら、思い出すだけで涙腺がぁああああってなるし。
なんかもう。って感じだよね。
YOASOBIのアイドルもこのシーンとつながってるのもやばい(語彙)
推しボタン壊れた。
01:20:僕らの父親
アニメ「推しの子」の本当の物語の始まりとなるシーン。
アイがこの世からいなくなり、この先のストーリーがどこに向かって、どう展開していくのか疑問が大きくなっていたところ。
アクアが出来事の違和感の繋がりに気づき、復讐劇へと発展していく。