2023年9月29日(金)「葬送のフリーレン」の放送が開始された。
合わせて、OPテーマ「勇者」の楽曲用原作小説「奏送」が公開された。
結論、非常におすすめ。
読むと、葬送のフリーレンのことをもっと好きになってもらえること間違いない。
おすすめポイントを解説する。
楽曲用原作小説「奏送」とは?
TVアニメ『葬送のフリーレン』#YOASOBI によるOPテーマ
— 『葬送のフリーレン』アニメ公式 (@Anime_Frieren) September 29, 2023
♪「勇者」
その楽曲用原作小説
「奏送」 公開🪄
▼https://t.co/LC2ViBBlFh
漫画 #フリーレン 原作者である#山田鐘人 先生監修による物語、
ぜひお楽しみください。#frieren pic.twitter.com/nWNSfUBB5x
楽曲用原作小説「奏送」
楽曲用原作小説「奏送」とは、今回YOASOBIが葬送のフリーレンのOPテーマを制作するにあたり書き下ろされた小説である。
11,000文字程度の短編の小説だ。
おおよそ20~30分で読み終えられるお手軽さだ。
世界観も漫画原作に忠実で、漫画原作者である山田鐘人さんも監修している。
「小説を音楽にする」YOASOBI
YOASOBIは「小説を音楽にする」というコンセプトのもとに楽曲を輩出している。
例えば、推しの子の「アイドル」も、YOASOBIが楽曲を制作するために書き下ろされた小説があり、それを原作に「アイドル」が作られてる。
今回、YOASOBIが手掛けたOPテーマ「勇者」も、同じように楽曲の原作小説を元に書き下ろされている。
あらすじ
勇者ヒンメルの死から5年後、フリーレンが中央諸国カペッレ地方の音楽都市に来た時の小話が描かれている。
勇者一行として魔王討伐の旅をしていた時には訪れたことの無い街だが、やはりそこにも勇者ヒンメルの面影がなぜか残っている。
そんな勇者ヒンメルの銅像の前で出会った老女からの依頼を受ける話が描かれている。
おすすめポイント
手軽
まずは、短編小説で、20~30分もあれば読み終えられるという手軽さは非常におすすめしたい。
本記事を読んでいる読者の皆様は、確実に2023年9月29日に放送された葬送のフリーレンの1~4話か、原作漫画には触れているはずだ。
であれば、そもそも、この感動を知っているはずなので、葬送のフリーレンに触れたいと思っているはずだ。
しかも、それが無料で、時間もそれほど取られないのであればこそ、読んでみて損は絶対にない。
一貫した世界観
監修に漫画原作者である山田鐘人さんが入っている。
読んでもらえばわかると思うが、世界観は一貫しており、イメージが崩れたりする不安は全く無く読めるため、シンプルに葬送のフリーレンの新しい話数だと思って読んでもらえる。
爽やかな後味
シンプルにストーリーが良い。
フリーレンが飄々と問題を解決していく姿にはもはや慣れてしまったが、そのやり取りの中で勇者ヒンメルたちとの心の通い合いがあったり、あの時のあの言葉の意味を今になってようやく理解できたりと、今は戻らないあの時の懐かしさとくだらないやり取りに頬が緩む感じが本当に心を爽やかにしてくれる。
もっと「葬送のフリーレン」に触れていたいと思える素晴らしいストーリーだ。