2023年冬期、P.A.WORKSのオリジナルアニメ作品「Buddy Daddies」。
殺し屋の2人が、4歳の女の子を育てる心温まるストーリーの作品だ。
男2人で育てているためか、子育ての苦労やいざこざも微笑ましく見れる。
割りとリアルな子育てが描かれているが、描かれているネガティブな要素も、不思議とポジティブに受け取れるし、色々考えさせられる内容となっている。
ちょっと子育てに疲れてしまったお父さんのみなさん、心の空気を入れ替えるのにちょうどよい作品になっているのでぜひ見てほしい。
あらすじ
主人公は「来栖 一騎」と「諏訪 零」の2人の殺し屋。
殺しの仕事で銃撃戦に発展する最中、パパに会いに来たと言う4歳の女の子が飛び出してくる。
一騎は、自分が父親だと嘘をつき、女の子を助けつつ、ターゲットを殺す。
女の子(海坂ミリ)を一時は自宅で保護し、母親の元に帰そうと画策するも、情が移ってしまい、本気で子育てすることに。
4歳のパワフルな女の子みりちゃんに振り回される男2人のてんやわんやな生活がスタートする。
子育てに思うこと
私は、バディダディを見ながら、私個人の生活とふと照らし合わせしまっていた。
そして、子育てをもっと大切にしていきたいと感じた。
1話冒頭
殺しの途中、まさにこれからターゲットの頭を撃ち抜こうとしているその時、スマホに電話が入る。
なんと保育園から、みりちゃんが熱が出てしまい、早退するのでお迎え来てくださいという旨だ。
あるある~
いや、ないか。
殺しの途中という状況は無い。
ただ、仕事の途中で電話がかかってくることはよくある。
こちらの状況など関係ない。
子供というものは、不意に体調を崩し、我々の仕事を否応なしに中断させてくる。
ましてや、昨今の夫婦とは共働きが一般的である。
妻が出られなければ、父親である私が出るしか無い。
今朝のうちの子の様子はどうだっただろうか。
4話の保育園入園準備
保育園というものは、書類や制度が、やたら小難しい。
役所に行って、なんかいろいろやらないといけないし、申込みもなんかたくさん書かないといけないし。。。
これはリアルでも同様だ。
経験者なら、強く共感した方も多かったのではないだろうか。
未経験者のみなさんも、多少の覚悟を持っておくと、精神衛生上良い。
保育園が決まったとしても、入園までにいろんな小道具を揃えないといけない。
保育園に持っていくものには、すべて名前の記入が必要だ。
頭で分かっていたはずなのだが、いざ直面すると、気持ちが負けてしまいそうになる。。。
作中のここらへんの表現も、現実の悩みが再現されており、感心した。
自分もこんな様子でせかせか準備していたのかと思うと、良い振り返りができる。
ちなみに、名前については「名前入りシール」や「自分専用はんこ」というライフハックがありましてな。
超簡単にできるんだぜ。
5話。家計が。。。いやこれは投資だ!!
保育園の費用ってびっくりするほど高いんだぜ。。。
あと、子供用品ってなんでもかんでも可愛くて、つい買いすぎてしまうんだぜ。。。
買いすぎてしまったと思いきや、すぐサイズアウトしたり、破れちゃったりするから、なんなら買い足すんだぜ。。。
ニジマス屋(多分、西松屋)は実際、かなり重宝する。
1着400円か。うーん、とりあえず、可愛いし、10着買うか(実話)
7話。分担の偏り、ダメゼッタイ
零パパも、みりちゃんと遊んであげてたつもりだったのだろう。
ただ、一騎パパに負担が偏っていたのは事実である。
これは自分も重々気をつけなければならない。
お子だけでなく、妻も含めて家族・家庭なのである。
みんなで楽しくできるように、私ができることをやっていこう。
素直に、こういう気持ちになった。
大切にしよう
バディダディでは、殺し屋の男2人が4歳の女の子を育てるという、現実的にはあり得ない組み合わせでストーリーが進んでいてくため、一見、超絶当たり前のことができなかったり、逆にありえないことが平気で起きても、見ている側は起きたことを自然と受け入れられてしまう。
子育て、家庭、家族を大切にしようという初心に立ち返らせてくれるストーリーになっている。
父親はぜひ見るべきだ。