TL; DR
- ぼっち・ざ・ろっく!見たら、ギター弾きたくなるよね
- ギターは、初心者でも手を付けやすい楽器
- まずは弾いて、鳴らせよ。さすれば救われん
- 入門ギターセットは1~3万円程度
- おすすめの入門ギターはこれだ
ぼっち・ざ・ろっく!
2022年秋シーズンの話題アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」
ギターヒーローにはなれなくても、ぼっち・ざ・ろっくがしたい
ぼっち・ざ・ろっく!を見ると、結束バンドのみんなのように、自分もなにかに奮い立ってしまう。
身近にバンドメンバーがいなくても、自分だって、ぼっち・ざ・ろっくがしたい。
ぼっちちゃんみたいになりたい。
ギターは、案外弾ける
ギターは音楽初心者でも比較的とっつきやすい楽器だ。
なぜなら、ギターは左手のコード(鳴らす音の組み合わせの型)を抑えるだけで、それなりに成り立つ楽器だからだ。
エレキギターやアコースティックギター、ベースギター等、種類もいろいろある。
熟練度が上がってくると、弾き方や鳴らし方で多彩な音を奏でることもできるし、ギターに付随するエフェクター等の機器を繋いだりして様々な音を作ることもできる。
ただ、詳しいことについては、未来の自分たちに期待することにして、今はとにかくギターを弾き始めることに専念する。
左手で6本の弦を抑え、右手にピックを持って掻き鳴らす。
結束バンドの喜多さんがそうであったように、初心者なりにコードを弾いて、歌を歌う。
“ろっく” までもうすぐ。
挫折ポイントは、Fコード
もちろん、挫折ポイントもある。Fコードだ。
Fコードは、バレーコードやセーハコードとも呼ばれる。
これは、人差し指1本で全部の弦を抑えた上で、残りの指で別の弦も抑えるというものだ。
初心者は、指運びが上手にできなかったり、握力が足りず十分に弦を抑えられなかったりで、良い音が鳴らず、ここで心が折れてしまうケースが多い。
でも、だいじょうぶ。
初心者はエレキギターを使うことで、Fコードのハードルはぐっと下がる。
エレキギターは、アコースティックギターに比べて弦が柔らかい(=抑えやすい)というのがポイントだ。
エレキギター用弦とアコースティックギター用弦と、弦には種類がある。
エレキギターは、アンプ(スピーカーのおばけみたいなやつ)に繋いで大きな音を出すことができるため、音の大きさより弦の抑えやすさを重視した素材の弦が使われることが多い。
細かいことは置いておいて、エレキギター用の弦が使われているギター、つまりエレキギターで入門することで初心者がつまづきやすいハードルを乗り越えやすくなる。
入門ギターなら、セットがおすすめ
初心者でも、なんかやっていけそうな雰囲気なので、ギターの購入について考えてみる。
鉄は熱いうちに打て!そして鳴らせ!
楽器というもの、どのブランド良いのか、物は何が必要なのか、メンテナンスはどうするのか等々、考えることが多い。
すべてを丁寧に検討していたら、いつまでたってもギターを持てない。弾けない。
肝心な、音を鳴らすことには近づかないのである。
入門時は、セット品とかでさくっと選び、とにかく弾き始めること・音を鳴らすことが重要である。
ギター奏者は、浮気性である。
ギターをやり始めたら、なんやかんや気がつくと、2本や3本は買い足してしまっているもの。
「わたしはこのギター一筋で生きていく」と言って、数カ月後に別のギターに浮気している人を何人も見てきたし、実際そういうものだ。知らんけど。
だからこそ、初めてのギターは、「大切に」とか「こだわり」とかは不要だ。
そんなものは、ハマれば嫌でも固執してしまう。
今はとにかく、弾くこと、鳴らすことの楽しさを早く味わってもらいたい。
そういう意味で、ブランドやセット内容にはこだわらず、とにかくギターを始める足ががりになるものであればぶっちゃけなんでも良い。
おすすめギター
上記を踏まえて、おすすめの入門ギターを紹介する。
ちなみに、ぼっちちゃんの使っているギターは「Gibson Les Paul カスタム」というものだ。
カスタムじゃなくても30万円くらいするし、カスタムになると50万円くらいする。
初心者の1本目のギターとしてはやや荷が重いかもしれない。
かっこいいんだけどね。
思考停止でも失敗しないYAMAHA
ブランドとか気にしないと言っておきながら、ブランドでおすすめする。
YAMAHAだ。
YAMAHAはすべての音楽に携わる人間に別け隔てなく恵みを与えてくれる。
偉大。
YAMAHAの楽器は絶対安心・高品質なのだ。
値段も初心者セットでアンプも付いて、2.5万円程度。
すごく良き。
安ギターじゃだめなんですか?
楽器卸売業者界隈では、老舗大手企業のキョーリツコーポレーションが販売元になっている「PhotoGenic」「SELDER」というメーカーのギターも紹介する。
どちらもいわゆる安ギターと呼ばれる部類のギターのため、品質はやや劣る上に、(プロ目線で)きれいな音を出すのに各部位を適切に調整する必要がある。
そういった事情もあり、上級者からは選ばれにくいギターだが、初心者目線では事情は違う。
アンプや細かいいろいろも含むセットで1.5万円と、コストパフォーマンスは非常に良い。
例え初期不良等のハズレを引いても、販売元はしっかりしているためなんとかなることが多い。
楽器は、とにかく音を鳴らさらないことには始まらない。
1.5万円という子供のお年玉でも十分に手が届く費用感なので、一歩踏み出して、ギターにチャレンジするのにおすすめである。
SELDERは、ぼっちちゃんのギターと雰囲気が似ているモデルもあるため、なんとなくぼっち・ざ・ろっく!できそうである。
Bacchus、ありありのあり
Bacchusは長野県松本市にある株式会社ディバイザーのエレキギターブランドで、1本1本ハンドメイドで作られており、プロ仕様のものからエントリーモデルまで幅広いラインナップとなっている。
品質については申し分無い。むしろ良い。
前述の安ギターと比較すると値段が少し張るが、それでもYAMAHAと同水準なので、初心者にはモッテコイのギターだ。
非常におすすめ。
まとめ
ぼっち・ざ・ろっく!は、控えめに言って最高のアニメである。
二期はいつ来るのだろうか。
あれはアニメだからこそ良かったのかもしれないが、そうは言ってもあの世界観に憧れてしまう。
憧れてしまったのであれば、再現したい。
しかも、実現方法は意外に手が届くものだと分かっている。
入門時に重要なのは、まずは触って、音を鳴らしてみることだ。
さあ、ギターを鳴らして、ぼっち・ざ・ろっく!